わたしは先日、高校時代の友人の結婚式に出席しました。
そして、数日間、あーあの結婚式、楽しかったな、友人の花嫁姿がかわいかったなぁ、と、あの日のよいシーンを想いながら、過ごしていました。
それから数日後、郵便受けにお便りが。
同じく結婚式に出席していた友人からでした。
手紙とともに、入っていたのが、数枚の写真。
みんな笑顔で、出席してよかったなぁ、と思いながら、眺めていました。
そんな中、隣に座っている友人の方を向いて笑っている瞬間の私の姿が、目に入りました。
ああ、こんな自然なタイミングでシャッターを切っていたのか、と感心していたのも束の間。
「うんっ?!」。
嫌なものが目に入ってきました。
それが肌のシミ。
隠していたつもりが、隠せてなかったのです。
その上、写真に写っている私は、左にいる友人の方を向いていたので、右の頬にあるシミが余計に見えやすくなっていたのです。
普段から、鏡を見る度に、このシミに悩まされてはいたものの、写真という、後に残るものに収められたと思うと、さらに、凹みました。
そして、この写真を見た他の友人に、このシミの存在を気づかれていないか、ということが気になり始めました。
これに関しては、友人に聞くわけにもいかないので、「みんな、この写真は、サラッと見るだけにしてね」と心の中で祈ったり、「そんなに、まじまじとは、写真を見ないよね」と自分に言い聞かせたりして、気を紛らわせましたが。
この写真を機に、今後、写真をいつ、どの角度で撮られても困らないように、頬のシミをなんとかしたいなと、改めて思いました。
(岡山県 けいこさん)